あしもとのしあわせをわすれたくない

自分が探し求めるものってなんなんだろう。
自分が探し求める幸せってなんなんだろう。

タイから帰国して、就活のことを考えなきゃいけない中そんなことばかりを考える日々

その中で確実に揺らぎなくこの世に命が宿った時から今この一瞬まで変わらない探し求めるものは、生きているってゆう当たり前の幸せを除くとそこには家族が教えてくれた当たり前の幸せがあった。

あれをしなさい、これをしなさい、こうゆうことを大切にしなさい
なんてことは記憶にある中で1ミリも言われた覚えはない。

ただのびのびと好きな習い事をして、好きに遊び呆けて、海外に国外にいろんなところに連れて行ってもらって、運良く推薦で進学校に進学して、運良く推薦で大学に進学した。

勉強という勉強なんかしたことない。22歳にもなってバイト、インターン合わせて3年も働いたことがない。本も映画も見ない。本当に自分で見て聞いて感じたものだけを大切に生きてきた。

本当にゆとりの中のゆとりの中のゆとり、な人間。それがわたし

だからさ、なんか多分幸せの感覚がみんなとは違う。

誰かに期待されたことを成し遂げたこと。
めちゃめちゃ頑張って手にしたいものを手にしたこと。
自分で頑張って稼いで貯めたお金で欲しかった物を買うこと。
自分で頑張って稼いで貯めたお金で旅行に行くこと。
自分で頑張って稼いだお金でみんなとご飯に行くこと。
もちろん家族と、友達と、大切な人と一緒にいること一緒に笑ってること。
自分のしたことで誰かの幸せが作れたこと。

そんな幸せが世の中にありふれてる。
私だってそんな幸せは日々溢れてるからとってもわかる。自分でも、友達でもそうゆうことがあると自分ごとのように嬉しいしとっても幸せな気分になる。 

でも私の最近の幸せは全然違う。
もちろん久しぶりに福岡とかタイに友達と行けたこと、思い出がいっぱいできたことは幸せすぎること。1ヶ月経っても余韻に浸れるくらいには幸せ

でもさ、もっともっと小さい幸せがあって、
春が近づいてきて、家族との時間が長期休みなとこもあって増えてきて思った。 

ベランダの山椒の木の蕾が開いて春を感じること。
桜の蕾の成長を見て今か今かと毎日蕾をみてはドキドキすること。
暖かくなってきたから裏の山に水を汲みにいくこと。
その水でお米を炊こうか、珈琲を淹れようか、はたまたお酒を漬けるのか、考えること。
夜ご飯に食べる土筆を摘みに川に行くこと。

小泉家はそんな些細なお金なんて名誉なんて何もいらない、生きているだけで、生活しているだけで日本人が感じるべき根本にある幸せを教えてくれていた。

アウトドアが大好きで、自然が大好きな家族。

春はこんな幸せだし、

夏になると『あ！この匂い！！！』ってカブトムシのいる蜜の匂いに誘われて夏を感じて、蚊取り線香の匂いを感じて、家から見える花火をみる

気づけばベランダにセミが短い命を精一杯生き切ったしるしが落ちていて、ベランダの木々が紅葉をして葉を落とせば、裏の山もいつしか綺麗に紅葉している。

冬になれば『冬の匂いがするね〜』ってすんだ星空を眺めて、雪が舞う

そして気がつけばまた桜の蕾が膨らみ始める

日本の美しすぎる四季と、日本にしかないこの幸せをちゃんと実感できている日本人は少ない気がする。

欲を満たすことの幸せに気をとられて、自分の足物にある幸せに気づけづにいる人が多すぎる気がする。日本人下見てる人多いくせに足元の幸せ見えてなさすぎ！何考えて下向いてんだ！！！！って最近世界に叫びたい

まあでも結局人によって幸せの指標は違うから何に幸せを感じても良くて、何が言いたいって今ある幸せのちょっと下の幸せを見つけられたらもっともっと世の中はっぴーなのにな〜って。

生きてるだけで丸儲けなんだから

ってことで私、今年の目標が一つできた。いや、むしろ来年なのか？
ぬくぬくゆとりのわたしもこの1年でたぶん、きっと、学生が終わって、ぬくぬくできそうもない大人の世界に行きます。

今年の4月1日から来年の3月31日までの最後のぬくぬく期間に見たもの聞いたもの感じたものをこのぬくぬく23年間の集大成として写真と文字に起こしてどっかスペースを借りてぬくぬく卒業写真展する。

全然写真がうまいわけでもなんでもないけど、自分の中のいろんなものを整理するための自己満足の写真展📸 真っ白の空間に自分の写真と、自分の文字と、もし誰かきてくれた人のためにコーヒーとココアを用意する

ただ自己満のいつも作っている冊子を、ただ自己満の自分の大好きな不恰好な世界をその日だけは世の中に出そうと思う